約 2,094,915 件
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/937.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 【本体内容】 【漫画、アニメでの活躍】 漫画版「爆走兄弟レッツ&ゴー MAX」に登場したペペのマシン。名前は紹介されなかったため不明。 リアタイヤは独立稼働になっていてバッタのように跳ね回ることができる。バックブレーダーのようなサスペンション機能は備わっていない模様。 WGPルーキー戦第2ステージのシード枠として出場する。 が、草薙兄弟やネロに狙われ豪樹達がフォローするものの、アタックにより体勢を崩しステージギミックのトロッコに轢かれ大破してしまう。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 【備考】 ぺぺは大会のメインスポンサーの息子らしく、自社製品であろう「ぺぺチョコ」を皆に配っていた。マシンにも「Choco」と印字されている。 スポンサーを敵に回していいのかボルゾイスクール…
https://w.atwiki.jp/mini4wd_lab/pages/526.html
参加メンバー こむお(記) 場所 新橋プラモデルファクトリー ルール ヒート制 4人1組でレースを繰り返し、2回勝利した時点で予選通過(上位10枠) ただし、2回勝利したレーサーが、残り枠数以上いた場合は、枠に収まるまで、該当レーサーにてレースを行う 1位は本戦で+3pt、2位は+2pt、3位は+1pt、それ以下はなし 参加者は全体で50名程度。 コース 芝着地がくせもの。 COポイントは、新橋スロープが7割、DBが3割な感じ。 結果 名前 結果 写真 こむお 10番目で突破 こむおの感想 TPFスタッフ、レーサーの皆様お疲れ様でした。 結果はというと、なんとか、なんとか10番目で予選突破! タスキを第1ヒートで1つゲットするも、第2,3ヒートはスピード負け。 レースは、第3ヒートまでで9枠が埋まり、残り1枠を駆けた第4ヒートへ突入。 この第4ヒートを勝ちあがれば10番目で決勝進出という状況。 うーん、追いつめられてるけど、この緊張感の中、走らせられるのはなかなか楽しい。 第2,3ヒートでモーターがお亡くなりになったようなので、元気と思われるモーターに交換してレースへ。 ちょい垂れの電池でいったん列に並ぶも、どうにも速すぎてCOする気がしたので、垂れまくり電池に交換。 これが功を奏して、勝ち上がり。 (スロープ下りで前転してたので、単に運が良かっただけとも言える。) 勝ち上がった5人で、残り一枠をかけたレースに。 少しだけ小細工をして、新橋スロープを安全にクリアできることを期待しつつレースへ。 結果としては、小細工はまったく意味なく、2回ほどスロープを飛び越えつつ勝利。 (タイムは22秒6くらい。) 祈りが通じた、ただそれだけのレースでした( ̄∇ ̄;) 首の皮一枚でつながった本戦。 練習と合わせて6回も走らせられたので、しっかり対策して臨もうと思います! なお、TPFスタッフさんに聞きましたが、コースは決勝のグループリーグまでは変わらないそうです。 明日、予選に参加される方、頑張ってください! 決勝参加される方、よろしくお願いします!!
https://w.atwiki.jp/mini_4wd/pages/86.html
スタビライザー(通称:スタビ)とは安定化装置のこと。 ミニ四駆では主に転倒防止と姿勢制御に使われる。 パーツの種類 スタビライザーポールセット ITEM.15059 140円 1次ブーム時代から存在するスタビのパーツ。 先端にライトグレーのボールが付いており、このボールがコースのフェンスに触れることでマシンの姿勢を安定させる役目を持っている。 1~2次ブーム時に長らく使用されてきたアイテムではあるが、ネジ切されている箇所が短く、各種ローラーをマウントさせることができない。 また、根元にある真鍮のボルト型金具が非常に抜けやすいのもネック。 ショートスタビローラーセット ITEM.15158 300円 2次ブーム時に登場した、スタビとゴムリングローラーのセット。 スタビヘッドがキノコ型に変わり、その名の通りスタビ自体の長さが短くなっている。 また、ネジ切されている箇所が長くなったため、スタビの下にローラーをマウントできるようになった。 スタビライザーポール共々、2次ブーム時には長らく使用されてきたアイテムではあるが、こちらも真鍮のボルト型金具が抜けやすい欠点を併せ持つ。 加えて、後年登場した2段ローラーのマウントには対応していない。 アンダースタビヘッドセット ITEM.15361 220円 バンパーの下に取り付けるタイプのスタビのセット。 スロープを上る際にコースに接触し、車体の姿勢を整える。 形状はキノコ型で、サイズ違いのスタビが2種類(小サイズ4個(黄)、大サイズ6個(青))が付属する。 ボールスタビキャップ ITEM.15385(モノクロ) / 15386(ブライト) 200円 スタビライザーポールの先端部分が単体でパーツ化したもの。 モノクロ、ブライト共に5色×4個付属する。 ロングビスの先端に取り付けて使用する。 スタビとしての用途は勿論、ネジの先端に被せてコースを保護する用途としても用いられる。 カラーバリエーションが豊富であるため、マシンのドレスアップにも役立つ。 単体で販売されている他、各種マスダンパーやファーストトライパーツセット等のパーツセットにも付属している。 また、限定カラーとしてビビッドが登場している。 大径スタビヘッドセット(11mm、15mm) ITEM.15391 460円 ローラーに似た円形の、低摩擦樹脂製の白いスタビヘッド2種類が付属するセット。 スタビヘッドの大きさに合わせ、13mm~19mmのローラーと組み合わせて使用する。 スタビヘッドは付属する専用のワッシャーを用いて取り付ける。(*1) 限定カラーとして、ブラック、レッド、ブルー、パープルが登場している。 ロングスタビ低摩擦プラローラー(13mm)セット ITEM.15408 300円 13mmの低摩擦プラローラーと、キノコ型のスタビヘッド2色(イエロー、レッド)、両ネジシャフトが付属するセット。 大径スタビヘッドセット(17mm) ITEM.15436 420円 上記の大径スタビヘッドセット(11mm、15mm)と同形状の白いスタビヘッドと、19mm低摩擦プラローラーが付属するセット。 19mmのローラーと組み合わせて使用する。 スタビヘッドの素材は11mm、15mm版と同様に低摩擦樹脂製で、専用のワッシャーを用いて取り付けるのも同様。(*1) 11mm、15mm版と同じく、限定カラーとしてブラック、レッド、ブルー、パープルが登場している。 ハイマウントチューブスタビセット(ブラック) ITEM.15528 200円 円筒形のABS樹脂製スタビヘッドが付属するセット。 13mm~19mmのローラーと組み合わせて使用する。 ゴムブレーキセットのソケット部分をスタビにする、所謂「湯呑みスタビ」がパーツ化したものと言える。 元々は限定品で登場し、後に通常ラインナップとして登場した。 カラーバリエーションとして、クリヤーグリーン、クリヤーバイオレット、クリヤーイエローが存在する。 セッティング例 フロント2個、リア4個のローラーセッティングの場合、フロントにロングビス等を立て、その両端にフロントローラーよりもやや狭くなるよう(ローラーより直径が小さくなるよう)に装着する。 ちなみにローラーの下(あるいはバンパーの下)につけるスタビをアンダースタビと呼ぶ。 ローラーの上につける場合はオーバースタビと呼んでも良いと思うのだが、こちらは特に名称もなくスタビと呼ばれてたりする(ミニ四駆のスタビはこちらが元々のため?)。 尚、ローラーやプレートから離れた位置にスタビをセットしたポール(ビス)には、てこの原理によりかなりの負荷がかかりやすい。 ポールが歪んだり曲がってしまう要因であるため、ビスは金属スペーサーなどで補強しておきたい。 また、フロントバンパーやリヤステーの下に取り付け、アップダウンの出入り口で路面と接触させ、減速効果や姿勢制御効果を狙うものはスキッドブレーキとも呼ばれる。(ブレーキも参照) センタースタビ S字LCでは車体が跳ねるわウネるわするので、特にプラリンなどの大径ローラーの場合2段ローラーにしても上段が壁上に乗り上げやすい。 そうなると上段のローラーが効果を発揮しない(車体を支えない)のでバランスを崩すことが多い。 そのため、2段ローラーの中央付近にローラーより若干小さなスタビをつけて制御するのである。 ものは人によってさまざまで、FRPを加工して専用の物を作っていたり、FRPステーを延長してネジとスペーサーで作っていたり、ギヤスタビを使ったりとさまざま。2段アルミローラーを逆さ吊りにする人も。 自作スタビ スタビはローラーより少し幅(直径)が狭くなるように取り付けるが、市販されているスタビヘッドは小さいサイズのものが主流で、大きいサイズのものは「大径スタビセット」しかない。 また大径スタビヘッドは2009年になってから発売されたパーツで、それ以前はクラウンギヤ、スパーギヤなどの歯を削り落とし、エッジを丸めてスタビの代わりにする、所謂「ギヤスタビ」で大、中サイズのスタビを作っていた。 この他にも、小径ホイールを加工したもの、FRPプレートを加工したもの、ゴムブレーキセットのソケット部分をスタビに転用したもの(湯呑みスタビ)など、様々な自作スタビが用いられてきた。 2018年以降はローラーの装着数に制限が無くなったため、自作スタビに拘る必要性は薄れてきてはいるものの、今なおこれらの自作スタビを使用しているレーサーも少なくない。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/803.html
[基本データ] 使用ドライブシャフト:60mm 対応ギヤ比:5 1、4.2:1、4 1、3.5 1(水色・黄色)、3.7 1 (※) 使用カウンターギヤシャフト:ツバつき ターミナル]:スーパーⅡ型(フロントはB型、リヤはSX型と共通) 重量(シャーシ骨格のみ他未装着):不明 ※ 詳しくは ミニ四駆グレードアップパーツマッチングリスト(ギヤ比) を参照 ついにスーパー1シャーシがリメイクされ、新型シャーシ「スーパーII」として登場。 フルカウルミニ四駆 マグナムセイバープレミアムにて初採用になる。 スーパーIIシャーシはその名の通り、スーパー1の弱点の多くを改善し、更に強化・発展させたシャーシとなる。 おまけに、いきなりポリカABS素材を採用。現在発表されているスーパー2マシン第3弾まで全て同素材が使用され、更に第4・5弾ではカーボン強化素材が採用されるという豪華仕様だ。 しかも全て通常ラインナップのため、何時でも手に入りやすい。 フロント・リヤの両バンパーの強度と剛性、拡張性を強化、更にリヤーステーは完全新形状の2点止めが付属する。 特にスーパー1の弱点だったフロントバンパーは、拡張性を強化しただけではなく形状を大幅に変更することで強度を劇的に向上させている。 ただし、バスタブ構造の開口部が上面に出ているためか、スーパーX系やMSのフロントユニットほど剛性は高くない。 しかし、その分パーツ装着用のネジ穴が非常に多く、FRPプレートをしっかり固定してあげれば非常に高い剛性・強度となる。 さらに、従来と同じ幅のローラー取り付け用のネジ穴に加え、新たに84mm幅のネジ穴(FRP強化マウントプレートやFRPマルチ補強プレートの一番外側の穴と同じ)をデフォルトで成型。 初めて追加パーツ無しでローラーの幅を広げられるようになった。 また、プレート固定用のネジ穴(バンパー内側)はXXと同じ幅のものが4つあるのに加え、フロントバンパー根元にも2点止めステーと同じ企画の穴が追加され、X用FRPリヤステーやHG カーボン フロントワイドステーなどでの拡張・補強を視野に入れている(実際ホビーショーの改造例ではフロント裏にX用FRPリヤステーが装着されていた)。 リヤステー用FRPをフロントに使用した場合、根元の部分でネジ止めできるので、バンパーを根本から強化できる。 中央に謎の肉抜き穴が存在し、これも埋めればもっと強度が高かったのでは?と思われたが、どうやら一部のレーサーミニ四駆やスーパーミニ四駆のフロントパーツ装着の為らしい。大帝プレミアムのフロントウイングはこの穴にネジで固定し、自由皇帝のフロントパーツもピタリとはまる(ネジいらず)。 ネジ穴が増えた分、ボディに依っては取付けが難しくなるか、無加工では取り付け不可になっている。 例としてブレイジングマックスやブリツァーソニック(いずれもVSシャーシ)は小径タイヤなら奇跡的に無加工で嵌る(ボディが前後のギヤケースに全く干渉しない為)が、シャイニングスコーピオン(S1シャーシ)はギリギリで何とか嵌まる(但しコツが必要)。またネオトライダガー ZMCなどスーパー1シャーシにバチピタにフィットした物は嵌らない。 ギヤケースのランナーに素組み時には使用しない部品(番号3)が在るが、実はフロントバンパーにX用FRPマルチプレートなどを装着する際のスペーサー(出来るだけボディ取り付けの邪魔にならない様にフロントバンパー内側のネジ穴はローラー用のネジ穴より1段下げてある)である為、取説の注記が「不用品/不要品」と書いてあるからといって安易に処分しない様に(なお取説に本来の用途に関する説明が付いたのはアスチュート・オープントップから。2012年12月現在では全車種の説明書で明記されている)。 新たに2点止めリヤステー用のネジ穴も後部に追加され、従来のX系シャーシやVSシャーシのものより強度が高い形状に変更されたものが成型されている。 付属するリヤステーも新型の2点止めになっている。 この2点止めステーは、従来の強度が低くいまいち役に立たない物から、ネジ穴が多く強度も高い新型に変更され、ローラーベースも程よくなるように改められている。 特に根元付近の強度の高さは特筆に価し、そのままパーツ取り付け用のベースとして使用可能なほど。 先端(ローラー用のネジ穴付近)が細くなっているが、リブが深く、見た目に反してここも強度が高い。 但し、ネジの着脱が過ぎたりナットで締め付け過ぎるなどすると、ネジ穴から外側に向けて亀裂が走る為、要注意。 また、フロントバンパーと同じく84mmのネジ穴も標準で成型されている。 S1同様、旧来の1点止めリヤステー部も残されているので、リヤーブレーキローラーや3点止めステーなどの装着も可能である。 但しスラダンブレーキ等、一部の物は中央の出っ張りが太すぎるため加工が必要。 また、3点止めステーとモータークーリングシールドを同時に使用した場合、互いに干渉してモーターの位置がズレてしまう。更にそれに起因してカウンターギヤもズレて上手く組み立てられなくなる為、これらの同時装着は避けるか干渉する部分を加工する必要がある。 サイドガードは初期のキットやシャイニングスコーピオン プレミアム以降の一部のキットでは付属しないものの、アタッチメント部および中央のネジ穴は若干の補強を加えた上で残されているため、スーパー1シャーシの物がそのまま流用できた(ZEROシャーシ用もちょこっと加工すれば可)。 また、シャイニングスコーピオン プレミアムにて新型のサイドガードが付属。 後にAOパーツでラインナップされ、シャイスコプレミアム以降いくつかのS2キットで標準装備されている。 このサイドガードは、S1用のVマシン型サイドガードをベースに改良されたもので、そこそこ頑丈だったVマシン用サイドガードをさらに強化、ネジ穴を追加することで拡張性を増したものになっている。 S1用のサイドガードがS2に流用可能な様に、このサイドガードをS1に流用する事も可能。 サイドガードのアタッチメント部はS1のものに比べ、多少ではあるが強化されている。 同ランナーに成型されているのは、元になったVマシン型ではゴムリングローラーだったが、このS2用ではスタビヘッドとなっている。 パッケージ写真ではサイドガードに直付けしているが、正直スタビヘッドをこんなところに着けても意味はない。何気に付属キット単体では余り役に立たない部品だったりする。 13㎜サイズのローラーに最適なサイズになっているので、長いネジを買ってその先端に取り付けるなど工夫しよう。 シャーシ中央(電池下のセンターライン上)のネジ穴は、サイドガード用のもの以外にさらに2つ、前方に追加されている。 ホビーショーの展示ではここに直FRPを設置し、そこにマスダンパーを付けている作例があったので、そういった使い方を想定してのものだろう。 1番前にあるセンターライン上のネジ穴は、穴の左右に突起が設けられ、FRPプレートをネジ止めした時にズレない様になっている。 中央のものも、S1からあったディテールの一部を変更することで、プレートがズレないようになっている(但しどちらもワッシャーを1枚噛ますと機能しなくなる)。 ここにFRPを装着する場合、小径タイヤでは(ネジ頭が飛び出る分)地上高が規定ギリギリになるので注意しよう。 FRPのネジ穴に座繰りを施し、皿ビスを使うと解決するが、座繰りを施す分FRPの厚みが減り、強度が下がるので瞬着での強化を忘れないようにしよう。 フロント・リヤギヤケースも形を大きく変えている。 フロントはスイッチの方式をスライド式からMSシャーシの軽量センターユニットの方式に近いターン式スイッチに変更、更にMS軽量センターのものと違いスイッチを入れたとき「カチッ」と云う風にクリックを持たせ、確実に固定される様になっている。 ターミナルも複雑で変形しやすかったZERO型からTYPE-2型フロントターミナルに変更され、信頼性を向上させている。 それらに伴い、ギヤケースも新規設計になっている。 実を言うと、フロントギヤケース右上(クラウンギヤのすぐ左隣)のピン穴がネジ穴になっているので、ギヤケース(カバー)側のピンを切り取りそこに2mmの穴を開けてやればリヤギヤケースと同じくネジ止め式にできるようになっている。 リヤーはZERO型ギヤケースからTYPE-2式に変更、カウンターギヤシャフトはVS等と同じツバ付の物を採用、さらにカウンターギヤケースはネジ止めして強度をグッとあげられるうれしい設計だ。 また、カウンターギヤシャフトのモーター側受けを従来のTYPE-2方式から若干変更し、外側の穴に差し込んでからギヤカバーで反対側を固定していたTYPE-2式から、両側をシャーシ側の受けとギヤカバーで挟み込むように変更され、カウンターギヤの着け外しがやり易くなった。 しかし、強度の面では不利だったらしく、この部分のトラブルが多い。 そのためか、以降のシャーシではこの方式は採用されていない。 モーターマウントも、形状を工夫することでシャフトドライブシャーシとして唯一モータークーリングシールドを装備できるようになっている(従来通りアルミモーターサポートも装着可)。 ただし、上で触れたようにクーリングシールドを装着した場合は3点止めステーの使用に際して注意が必要となる。 ここには通常、モーター押さえのような部品が付くが、ほとんど機能していない飾りのようなものなので、外しても特に問題なし。 というか、スピンバイパーやVマシンなど、一部のボディではモロに干渉してしまうので、外しておいた方がいいかもしれない。 ターミナルはZERO型からX型リヤ用ターミナルに変更された。 また、リヤギヤボックス及びリヤギアカバーがTYPE-2式の物に変更されている為、車種限定で同じくTYPE-2式リヤギヤカバーのVSマシンが無改造で嵌る。 バッテリーホルダーも形状が変更され、GUPのS1用強化バッテリーホルダーを肉抜きしたような形状に変更し、強度を向上させている。 その関係で取り付けには向きがあること、S1用Vマシンなど胴体が細いボディでは干渉してしまうので注意が必要だ。 しかし、形状の関係からかホルダー自体は頑丈なものの、ジャンプからの着地で外れてしまうことが報告されている。最悪電池が外れて止まる事もあるとか。 それを嫌ってS1やZERO用のバッテリーホルダーに変更するユーザーも多い。部品としての強度は劣るものの、外れにくさという信頼性の面ではこれらのシャーシに付属しているものの方が勝っていたりする。 多分一番良いのは原始大帝のバッテリーホルダーかな。 グッスマコラボの3種類のキットに採用された、ねんぷち装着用のホルダーも中々に良いとか。 ※Vマグナムプレミアムから金型改修が加わり、ホルダーの向きがわかるよう取り付け時に前方になる面に三角形の板と、その根元にFRONTの文字が追加された。 ボディキャッチも完全新規設計で、これまでに無かった形状になっている(但し規格は一緒なので他シャーシに流用が可能)。 ちなみにギヤケース・バッテリーホルダー・ボディキャッチ・リヤステー・ローラー(全て同一ランナーに成型)は今のところ全てのキットでABS樹脂製。 駆動系の基本設計はS1と同じだが、それ以外の部分は大幅に規格が変更されているので、ZEROとS1、XとXXほどの互換性は無いので注意が必要(ほぼ同規格なのはバッテリーホルダーとボディキャッチとサイドステーくらい?[※2])。 とは言うものの、現在主流のGUPはXやVS用のものが多く、スーパー2はそちらに対応しているのでノープロブレム! シャーシ中央及びモーター直下の肉抜きはS1のものを引き継いでいるが、電池サイドの肉抜きが埋められているので、僅かながらねじれ剛性が上がっている。 以上の事から、タイプ系シャーシやZEROシャーシの面影を残しつつ、現代のミニ四駆に必要な要素が盛り込まれて大幅に洗練されているので、復帰組にとって最も扱いやすいシャーシと言える。 ※2 S1用強化バッテリーホルダーも使えますが、はめ合いがかなりシビアである為、きちんと取り付けられない場合があるので注意しましょう。 足回りはマグナムセイバープレミアムからトライダガーXプレミアムまでと、シャイニングスコーピオン プレミアムは新形状のロープロホイールにロープロタイヤが装備される(マグナムからトライダガーまでが黒、シャイスコが青)。 新形状のロープロホイールは、タイヤ幅は従来どおり前後同じだが、トレッド(オフセット)が前後で異なる。 これはロープロ系ホイールでは唯一の特徴となる。その後、エアロアバンテ等ARキットにも採用される。 また、Vマグナム・Vソニックプレミアムでは強化素材のフルカウル標準型ホイールにリアルミニ四駆とほぼ同じパターンの入ったラジアルタイヤを装備。 前輪はリアルタイヤとほぼ同じだが、後輪はフルカウル用ホイールに合わせるために直径が小さく変更されている。 ローラーはABS樹脂製の新型13mmローラーが4個付属する。 マグナム・ソニックセイバーにはデザインとランナーの関係上、ボディ用ローラーが付属するので、標準でローラーが6個付属することになるが、取り付け用の段付きビスは4つしかないため、フル装備にしたい場合は別途用意する必要がある。 ■ 発売初期の製品に見られた不具合 会場先行販売のマグナムセイバープレミアム同梱のシャーシにて、フロントギヤケース及びシャーシの対応部分に構造上の不具合(ギヤカバー爪部分がしっかり固定されない)がある事が判明し、任意回収に至っている(通常販売版以降は両方とも改修済み)。 しかし2011年2月時点でも未改修シャーシのみが一般店舗に流通してしまっており、それを掴まされた不運なユーザーも居た。とあるユーザーが店頭にて購入したソニックセイバープレミアム同梱のシャーシには、フロントギヤカバーの細い爪がちゃんとロックされない不具合があった。 実はフロントギヤカバーの細い方の爪についている突起の方向及びシャーシ本体の対応部分が改修前後で異なっており(シャーシは改修前の金型で1の番号刻印が存在。ギアカバーは改修後の物)、稼動する工場の生産ラインに於いて対応部品の確認がしっかり為されてなかった事が原因である(=生産ラインの欠陥)。 改修前のシャーシを引いてしまった場合、タミヤのカスタマーセンターが対応してくれるので、そちらに連絡すべし。 詳細は このページ に掲載されてい・・・たがHPリニューアルに伴い削除されてしまった。 実は上記以降にも細かい改良が加えられていて、初期のマグナムセイバー プレミアムからトライダガープレミアムまで(タイプA)と、Vマグナム プレミアム以降(タイプB)では細かい点が異なる。 タイプBでは主に補強などが加えられ、上記のバッテリーホルダーの改良なども行われている。 なお2012年12月現在、工場出荷品は全てタイプBと成っている。 また、不具合という程でもないが、時々、肉抜き穴や、サイドガード取付用の所などにバリがあるものがあるので、しっかり取り除いておこう。 ちなみに、よくスーパー2と表記される(公式ページとかでもたまに見かける)が、正式にはスーパーIIが正しいらしい。 なおローマ数字の場合、正式な読み方は「ツー、スリー・・・」ではなく「(ザ)セカンド、サード・・・」となり、日本語的には二世、三世くらいの意味になる(ルパソ三世のテーマでコーラスが「ルパン ザ サード」って歌ってるのはこのため)。 [カラーバリエーション] S1と同じく、キットにセットされているシャーシ本体とギヤケースの色が全く違う。 色々組み合わせが捗るwww ●シャーシ本体 ブラック マグナムセイバー プレミアム、ソニックセイバープレミアムなど。 レッド トライダガーXプレミアムやビークスパイダープレミアムなど。 トライダガーのモノはポリカABS。 カーボンブラック Vマグナム プレミアム、Vソニック プレミアム。 また、限定キットとして発売されたネオトライダガー ZMC カーボンスペシャルにも採用されている。 グレー ガンメタル ブルー グリーン ライトグリーン 蛍光グリーン GUP。蛍光オレンジとのセット。 蛍光オレンジ GUP。蛍光グリーンとのセット。 蛍光イエロー GUP。蛍光ピンクとのセット。 蛍光ピンク GUP。蛍光イエローとのセット。 ホワイト 自由皇帝 プレミアムなど。 また、GUPにてポリカABS版も発売。 付属しているAランナーおよびワンロックギヤカバーもホワイトだが、これらは普通のABS。 スピンコブラ プレミアムのモノもポリカABS。こちらはAパーツはシルバー。 ●Aランナー レッド グリーン ブルー ブラック グレー ガンメタル 蛍光グリーン GUP。蛍光オレンジとのセット。 蛍光オレンジ GUP。蛍光グリーンとのセット。 蛍光イエロー GUP。蛍光ピンクとのセット。 蛍光ピンク GUP。蛍光イエローとのセット。 ホワイト クリヤー ブラックセイバー プレミアム。 メタリックグレイ ネオトライダガー ZMC カーボンスペシャル ●ワンロックギヤカバー カーボンブラック クリアーブルー GUPとして販売。 ●サイドガード レッド シャイニングスコーピオン プレミアムおよびAOパーツ。 ガンメタル(ライトガンメタル) レイスティンガー プレミアムおよびアゼンテ プログレス。 ブラック ゴールド ベルクカイザー プレミアム。 ピンク シャイニングスコーピオン プレミアム ピンクバージョン。 バイオレット シャイニングスコーピオン プレミアム バイオレットバージョン。 [希望小売価格] 本シャーシを採用した旧作は「プレミアム」と称され設定価格は税抜1,000円だが、以下の格上げ項目を5つ以上満たすと100円から上がる模様。 ホイルシール(既定) ABSシャーシ(半既定)→ポリカ又はカーボンシャーシ 旧ボディ→金型改修ボディ又は強化素材 小径ホイール・高速ギア→小径ローハイトホイール・超速ギア 通常ホイール→鍍金又は強化素材 通常タイヤ→特別素材 ワンロックギアカバー無し→有り EXサイドガード無し→有り
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/246.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長154mm ●全幅92mm ●全高39mm ●Item No:18612 ●本体価格720円 ●2006年1月発売 【本体内容】 シャーシはMS。ギヤケースなどのAランナーはグレー。 ギヤ比は3.5:1。 ブレイジングマックス型の小径ホイール(ホワイト)に、ナックルブレイカー型のタイヤをセット。 ボディは軽くて頑丈なポリカーボネート製。トルクルーザー・ベルダーガと同じ構造を採用している。 デザインは古きよき時代のレーシングカー風。 【漫画、アニメでの活躍】 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/18612exflowly/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/18612 【備考】 ボディデザインのモデルはシャパラル2シリーズのD型とF型と思われ(フロント周りがD、それ以外がF)。 実はリヤカウルがうまくギヤーケースをよけてくれるため、デザインを損なわずシャフトドライブシャーシに搭載できる(ただしサイドガードが干渉する場合が多い)。 シャフトドライブシャーシに乗せかえる場合、付属のアタッチメントではギヤケース等に干渉する事が多い。 付属のモノを改造するより、アバンテJr.クリアボディなどに付属の部品を改造して使うほうが早い。 レイボルフと同時発売。 パープル仕様と、シャーシをMAに変更したレッドスペシャルが登場。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/872.html
【基本データ】 ●全長156mm ●全幅97mm ●Item No:18653 ●本体価格1000円 ●2018年12月22日(土)発売 【本体内容】 シャーシはMA。本体がライトグレーで、Aランナーはイエロー。 ギヤ比は3.5:1。 足回りは小径ローハイトを採用。ホイールはシルバーの5本スポークホイールを採用。タイヤはスーパーハードのブラック。 ボディは名前の通り6角形がモチーフのSUV風。カラーはイエローグリーン。 メタリック調のホイルシールが付属。 【漫画、アニメでの活躍】 星馬 豪の息子「翼」を主人公にしたスピンオフ漫画「レッツ&ゴー 翼 ネクストレーサーズ伝」に登場。 今のところ1話のみの登場で、販促のための一発屋ゲスト感は否めないw 【VIP内での評価】 【公式ページ】 https //www.tamiya.com/japan/products/18653/index.html 【備考】 イベント展示など 2018年ミニ四駆デザインコンテストでタミヤ賞を受賞したデザインの製品化。 デザイン画を見てもらえばわかるが、デザイン段階では足回りが大径ローハイトだった。 通常ラインナップのシンプルなキットとしては珍しく、スーパーハード素材のタイヤを採用した珍しい商品である。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/443.html
秀逸なSS達 933 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 00 55 21.53 ID JAeRY7od0 「ちょっと豪、遅いわよ!!」 「わりい、わりい。サークルの事で色々あってさ。」 「まったく。仕様が無いんだから…。 すっかり緑色に染まった桜の木の下、青い髪の毛の男と、黒い髪の毛の女の子の話す声。 これは、そんなある花粉症の季節のお話。 『ウィニング・ラン』 938 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 04 53.87 ID JAeRY7od0 五月晴れの空の下、新緑の並木道を歩いている2人。 青い髪の毛の男は、星馬豪。言わずと知れた、元ミニ四駆WGPレーサーだ。 そして、その隣を歩いているのは、幼馴染のジュン。 第1回WGPから10年、大学生になった2人の関係は、どうやらちょっとだけ変わったらしい。 「まぁ、良いわ。今日で連続遅刻10回目だから、約束通り『ネコマル』のスーパークレープスペシャルスペシャルスペシャルを奢ってもらうわよ。」 「何だその、どっかのミニ四駆みたいな商品名は…。」 明るい笑顔でニコニコ話すジュンに、豪がしかめっ面をして答える。 「へっくしょい!!」 「あれ、次郎丸君、花粉症かい?」 「そうみたいだす。へっくしょん!!」 「薬、盛ってこようか?」 同じ頃、土屋研究所でJと次郎丸がこんなやり取りをしていた事は、まあ余談という事で。 944 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 12 19.86 ID JAeRY7od0 「そんなに甘い物食って、太っても知らねぇぞ。」 「大丈夫よ。私、あんたより運動してるんだから。」 大学でソフトボール部に入ったジュンが、自信たっぷりに答える。 豪のクレープ奢り誤魔化し作戦は、どうやら徒労に終わったらしい。 といっても、豪も昔のように小遣いに困る歳ではない。自業自得だし、ここは素直に奢る事にした。 「あ、あそこあそこ。ほら豪、急いで!!」 道の先には、黄色い車の移動クレープ屋。 嬉々として走っていくジュンを見て、豪は「わかったから、待てって。」と言いながら、しぶしぶ付いていった。 945 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 19 55.80 ID JAeRY7od0 「美味いか?」 自分が奢ったスーパークレープスペシャル(ryを頬張る彼女を見つつ、豪は聞く。 結構な代金を払わされたからには、やはり気になるものなのだ。 「うん、おいひ~。ごぉもとぅべる?」 「お前、ちゃんと飲み込んでから喋れよ…。」 実の兄のようにお小言を垂れつつも、クレープの切れ端を味わう豪。 「うん、美味い。」 どうやら味は最高のようだ。 「当たり前だ。俺の料理はいつだって、ひよりの次に上手い。」 「何、俺はクレープ作りにおいても頂点に立つ男だ。勝負しろ、天道!!」 何やらレジの方が騒がしかったが、2人は気にせず食に集中する事にした。 952 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 31 45.78 ID JAeRY7od0 クレープ屋の車は、少し広めの公園の中に止まっていた。 ふと視線を上げると、広場を走り回る子供達の姿が映る。 「どうしたの?豪。」 いつの間にやらスーパークレープス(ryを食べ終えたジュンが、豪の顔を怪訝そうに覗き込む。 「いやさ、俺も昔はあんなだったよな~と思って。」 豪は、少し離れた所で走り回っている男の子を見ながら、呟いた。 「ま、あんたは無鉄砲のおバカだから、あんなにかわいらしくなかったでしょうけどね。」 少しの沈黙。 「それって、どういう意味だ~!!」 「相変わらず、反応鈍いわね~。」 「うるせぇ、そんな事言ってると、嫁に貰ってやんねえぞ。」 「バカ、何言ってるのよ!!」 真っ赤になってうつむくジュンを見て、豪がニヤリと笑う。 これは最近身に付けた豪の得意技だ。 もっとも、言ってる本人はそこまで深刻に考えている訳ではなく、昔読んだ「幽遊白書」という漫画に影響されただけらしいのだが。 そうやってバカップルっぷりを発揮している豪の足に、何かが突然ぶつかってきた。 956 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 37 40.18 ID JAeRY7od0 がしゃっ!! 「痛って~…って何だ、これ?」 豪の足元には、どこかで見たような車の模型が1台。 深い青のボディに、何やらアルファベットが書かれている。 「これ、ミニ四駆…か?」 それを手に取った豪は、しげしげと見詰めている。 「あ、それはアバンテMk-?ね。」 隣に座っていたジュンが即座に答える。 「アバンテ…マーク2…。」 豪はジュンの言葉を鸚鵡返ししながら、マシンをじっと見詰めている。 その様子を見て、解説に入ろうとしたジュンを、少年の声が遮った。 「ごめんなさい。それ、僕のです。」 957 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 44 08.47 ID JAeRY7od0 そこに居たのは、メガネをかけた坊ちゃん刈りの少年だった。 年の功は10歳前後だろうか。 突然の出来事にきょとんとしていた豪を、不安そうな眼差しで見詰めている。 相手は自分より遥かに年上だ。怒られたりしないか、怖がっているのだろう。 「ほら、豪。返してあげなさいよ。」 「あ、悪い。ちょっと夢中になってて。ほら、これからは気を付けるんだぞ。」 ジュンの声に我に返った豪は、まだスイッチが入ったままのアバンテMk-?を、少年に丁寧に手渡した。 「ありがとう。」 少年はぱっとはじけるような笑みを浮かべ、一礼して向こうへ走っていった。 あの青いアバンテと一緒に。 961 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 53 13.10 ID JAeRY7od0 少年を見送って少しの間、豪は何やら考え込んでいた。 豪がこうなる事は珍しい。 ジュンがこの顔を見たのは、志望校に迷っている時と、昔、ミニ四駆のセッティングをしていた時くらいだ。 こういう状態の豪は、いくら話しかけても無駄だ。それがわかっていたから、ジュンも放っておく事にした。 まったく、せっかくのデートが台無しよ。 そう思いながらも、豪を見詰めるジュンの眼差しは暖かい。 いつぞやのドラえもんの目くらい暖かい。 どの程度のものかは、読者の想像にお任せしよう。 962 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 01 58 21.62 ID JAeRY7od0 がたり… 豪が物凄い勢いで立ち上がったのは、正に突然の出来事だった。 「え、ちょっと、何?」 ジュンが状況を飲み込めず、必死に言葉を紡ぎ出す。 そんなジュンに、豪は言った。 「悪い。俺ちょっと用事ができたわ。」 そう言って突然走り出す。 「ちょっと、待ちなさいよ豪。どこ行くの~?」 「土屋博士んとこ~!!」 ジュンが椅子に張り付いたまま必死にそう尋ねた時、豪は既に公園の出口に差し掛かっていた。 「まったく、仕様が無いんだから!!」 我に返ったように、ジュンが豪を追いかけて走り出す。 目指すは土屋研究所だ。 967 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 16 18.91 ID JAeRY7od0 土屋研究所は、建物こそ新しくなったが、今も昔と同じ場所にあった。 違うのは、TRFビクトリーズの本拠地ではなくなった事だ。 今は、三国財閥が出資して、別の場所で次郎丸が監督となって、走っているという。 その研究所の扉を、豪は大きな音を立てながら、乱暴に開いた。 「こんちゃー。土屋博士居る~?」 「あれ、豪君、珍しいね。どうかしたの?」 豪を迎えたのは、相変わらず研究所に居候しているJだった。 元々高かった背丈がますます高くなり、サービス精神も良かった事から、近所の女の子や奥様方に絶大な人気があるらしい。 本人は全くそういう事は意識していないのだが…。 「J、博士は?」 豪の問いにJが答える。 「博士なら、奥の研究室に居るよ。」 「サンキュー、J。」 そう言うと、豪はあっという間に廊下を右奥へと走っていった。 「あ、J君。豪が来なかった?」 「あれ、ジュンちゃん。豪君なら、今さっき博士の研究室に行ったよ。」 豪のすぐ後に到着したジュンの姿を見て、Jは大方の事情を察した。 豪君ったら、またデートを放ったらかして来たんだ。 全力疾走してきたのだろう。肩で息をしているジュンに、Jは言った。 「良かったら、お茶でもどう?」 969 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 28 41.26 ID JAeRY7od0 Jがジュンとお茶しながら、愚痴という名の惚気話に苦笑している頃、豪は土屋博士と話していた。 「博士、アバンテMk-?って知ってる?」 「ああ、知ってるも何も、あれは私とJ君とで開発したものだよ。それが、どうかしたのかい?」 豪の問いかけに、土屋博士はあの頃のように答える。 「あのシャーシ、一体何なんだ?俺のマグナムの頃と、全然違ったけど。」 豪がこんな事を問うのは、何年ぶりだろうか。 この子の瞳は今、セイバーを託したあの日のような澄んだ瞳になっている。 あの頃のワクワクする気持ちが、胸にわき返ってくる。 そんな気持ちに少々戸惑いつつも、博士は棚の上、ビクトリーズ初優勝の記念品の飾ってある上の段から、シャーシを1つ取り出した。 「これが、新開発したMSシャーシだ。」 博士の手の中を、豪が覗き込む。 そこには、かつてのミニ四駆とはまるっきり設計思想の異なる、部品の塊があった。 かつて、フロントかリヤかで熱い議論を巻き起こしたモーターは、何とマシンの中央に陣取っている。 そして、そのモーターからは2本のシャフトが伸び、前後のカウンターギヤに直結しているのだった。 「俺達の頃とは全然違うんだな。」 「そうだね。でも、君達のマシンがあったからこそ、このシャーシがあるんだよ。」 博士は、じっと見詰める豪の姿を、優しく見詰めていた。 971 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 35 27.23 ID JAeRY7od0 「ちょっと、あれ、豪じゃないの?」 ラウンジのガラスの向こう、試験走行用の大規模コースの中に、豪と博士の姿があった。 豪の手には、新型シャーシを搭載したアバンテMk-?ともう一台、青いクワガタのような形をしたマシンが握られている。 「あのマシンは…。」 Jの脳裏に、かつての記憶が蘇る。 「豪ったら、まだミニ四駆持ち歩いてたのね。」 青毛の彼の手に握られていたもう1つのマシン、それは、かつてのGPマシン「ライトニングマグナム」だった。 「それじゃあ、行くよ。準備は良いかい?」 「ああ、いつでも良いぜ。博士。」 「じゃあ、行くぞ。レディ…。」 コース上に、2台の青いマシンが並ぶ。 「ゴー!!」 その声を受けて、2つの青い閃光が、唸り声を上げてコースを走り始めた。 973 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 43 08.64 ID JAeRY7od0 「速い。」 それぞれ違う場所で、Jと博士は同じ声を上げた。 豪のライトニングマグナムは、5年以上のブランクがあるとは思えない、現役時代を彷彿とさせる走りだった。 だが、豪はじっとマグナムを見詰めている。あの豪が声も出さない。 マグナムはアバンテMk-?に勝っていた。 だが、豪の表情は相変わらず険しい表情のままだ。 それもそのはず。 マグナムが豪入魂のセッティングだったのに対し、アバンテはモーターとギヤをマグナムと同じにしただけで、ほぼノーマルだったからだ。 普通なら、ノーマルのミニ四駆は改造済みミニ四駆に圧倒的な差をつけられてもおかしくは無い。 豪とやるのであれば、尚更だ。 しかし、現実は違っていた。 977 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 51 42.67 ID JAeRY7od0 アバンテは、マグナムのすぐ後ろを、ぴったりとマークするように走っていたのだ。 追い付く訳ではない。そこにはやはり、速さの壁がある。 だけど、あれだけのセッティングをして、それでも大差を付けられない事に、豪は納得がいかなかった。 レースは結局マグナムが勝利。 ジュンは豪のそばに駆け寄って祝福した。だが、豪は相変わらずだった。 「ま、5年もブランクがあるし、仕様が無えか。」 豪が突然、明るい表情で言った。 Jも博士も、豪の言わんとする意味は良くわかった。 「しかし、このアバンテ速いよな。良く作ったな、J。」 豪の問いかけに、Jが照れ笑いを浮かべる。 「モーターの置き方とか、結構大変だったんだ。でも、豪君とサイクロンマグナムを作った経験とかが、かなり役に立ったよ。」 「そっか。じゃあ、こいつは俺が作ったようなもんか!!」 豪が昔のように調子に乗って笑うと、ジュンが釘を刺した。 「何言ってんの。あの時はあんたの酷い絵を、J君が一生懸命図面にしてくれたって、烈兄ちゃんが言ってたわよ。」 「何、烈兄貴の奴、そんな事までお前に喋ったのか?後で覚えてろ…。」 そんなやり取りに、笑いが起こる。 こんな感覚は久しぶりだった。 980 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 02 59 40.54 ID JAeRY7od0 それから博士と一緒にお茶をしなおし、色々と世間話もしたりして、豪とジュンは土屋研究所を後にした。 ただ、行くときには無かったお土産が増えてはいたが…。 「へっへ~、見てろよ。この星馬豪様が、世界で一番格好良いマシンを作ってやるぜ!!」 「はいはい。せいぜい頑張ってね~。」 夕方。まだ寒さの残る季節だが、2人のやり取りは明るい。 研究所を後にする時、豪は博士とJからマイナーチェンジ版のMSシャーシと、一仕事を託された。 それは、今度発売する新型マシンのボディをデザインする事。 勿論、ちょっとしたデザイン料も出るという事で、豪はバイト感覚で気軽に引き受けた。 豪は、これからどんなマシンを作ってやろうかと、それだけで頭がいっぱいだった。 そういえば、初めてセイバーを貰った時も、こんなだったっけ? そう思いながら、手に持った箱を見詰める。 「よ~し、俺はやったるぞ~!!」 「ちょっと豪、声大きい!!」 夕暮れの風輪町に、豪の声が風に乗って響いた。 981 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 05 57.95 ID JAeRY7od0 「う~~~ん、浮かばねえ!!」 星馬豪は悩んでいた。 と言っても、勉強の事ではない。残念だが、異性の事でもない。 博士とJから任された、新型マシンのデザインである。 「悩むのは結構だけど、ちゃんと店番もやってよね。」 そう言って注意するのはジュン。 大学に入った豪は、空いた時間を使って佐上模型店でアルバイトをしているのだった。 「つったって、しゃあねぇだろ。こっちは締め切りだってあるんだし。」 突っかかる豪に、ジュンも負けじと応戦する。 「大体ね、あんたが無責任に引き受けちゃうのがいけないのよ。少しは烈兄ちゃんを見習って、先の見通しを立てるようにしたらどうなの!!」 ジュンの言葉は的を得ていた。だが、豪も兄と比べられたら引くわけには行かない。 「うっさい。兄貴兄貴って、お前は俺と兄貴とどっちが好きなんだ!!」 一瞬の静寂。流石の豪も、言ってはいけない事を言ったことに気付いた。 「あの…ジュン・・・」 「豪のバカ!!」 そう言って、ジュンは部屋に駆け上がっていってしまった。 店にお客も佐上のおっちゃんも居なかったのが、不幸中の幸いだった。 982 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 13 10.40 ID JAeRY7od0 それから数時間後、どうやら仲直りしたらしい豪とジュンは、相変わらず先程のやりとりを繰り返していた。 だが、豪のあまりの五月蝿さに嫌気の差したジュンは、逃げる意味も兼ねて、ちょっと別の視点で見てみる事にした。 「わかった。じゃあ豪、久しぶりに勝負しない?」 ジュンの脈絡の無い問いに、豪は一瞬何を言われたのかわからなかった。 だが、すぐ理解する。 「勝負って、ミニ四駆でか?」 「あんたの勝負って、それ以外に何があるのよ。」 ジュンの言葉に、豪はもっともだと頷いた。 「それじゃ、早速…。」 「ちょっと待て。」 ジュンの動きを、珍しく豪が止める。 「俺はマグナムがあるから良いとして、お前、マシンはどうするんだ?」 だが、その問いかけに、ジュンは笑って答える。 「愚問よ、星馬豪君。このホームランマンタレイRSでぶっちぎってやるわ!!」 彼女の手には、綺麗に塗装されたマンタレイJrが握られている。 豪にワイルドミニ四駆を壊されて以来、ジュンがずっと使い続けてきたマシンと同じ物。 唯一違うのは、それがVSシャーシを履いているという事だけだった。 「オッケー。じゃ、早速勝負だ!!」 983 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 20 58.06 ID JAeRY7od0 「レディ…」 2台のミニ四駆が、佐上模型店特設コースのスターティンググリッドにつく。 両者共、軽やかな音を立てていた。 「ゴー!!」 豪の力強い声を合図に、2台のマシンが一斉に走り出す。 最初のストレートでは、マグナムが先行。 セッティングをノーマルに戻したとはいえ、そこは元GPマシン。速さは伊達じゃない。 だが、2周、3周と重ねるうちに、マンタレイの走りが、かつてのジュンの走りとは違う事に気が付いた。 それも、腕を上げたとかそいういう形の違いではない。前に、どこかで見たような走り。 いつ、どこで見たのかは分からないが、豪にはマンタレイの走りに見覚えがあった。 984 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 26 36.01 ID JAeRY7od0 レースは全部で6周。 豪のマグナムとジュンのマンタレイは、いよいよファイナルラップに入った。 連続カーブを減速しながら進んでいくマグナム。 その後ろでは、マンタレイが荒削りに通過していく。 「あの走り…一体どこで…?」 豪が頭に疑問符を浮かべる中、マシンはバックストレートに入った。 一気に伸びるマグナム。 「ジュンのやつも、来る…。」 豪が小声で呟いた時、マグナムの後ろにつけていたマンタレイも一気に加速を始めた。 そして、最終コーナーへ突っ込んでいく…。 ガッ!! 次の瞬間、ジュンのマンタレイは宙を舞った。 そして豪の叫ぶ声。 「思い出したー!!」 それは、土屋博士にセイバーを貰った日の、あのレースの事。 その日まで自分が使っていたマンタレイJrの走りだった。 986 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 38 24.06 ID JAeRY7od0 「あ~やっぱりコースアウトしちゃった。」 「当たり前だ。お前、俺のセッティング真似してただろ。」 豪がジュンに問うと、彼女はあっさりとそれを認めた。 「そ。烈兄ちゃんに聞いて、あんたの昔のセッティングを真似してみたのよ。」 「でも、何でそんな事したんだ?」 ライトニングマグナムをキャッチし、スイッチを切りながら豪が聞いた。 「何となく、昔のあんたの走りを見せれば、何かヒントになるかなって。」 「そっか、サンキュ。でも、何でマンタレイだったんだ?それならセイロク使えば…。」 「それは、私が使ってたマシンってのもあるし…。あともう1つ…。」 「もう1つ?」 ジュンの声が少し小さくなったが、豪は自分の興味が優先した。 「あんたのマンタレイ、寂しかったんじゃないかなって…。」 ジュンは、豪が聞こえるか聞こえないか位の声で、少しうつむいて答えた。 「え…。」 豪は意外過ぎる答えに唖然とする。 「だって。あんた博士からマグナム貰ってから、ずっとマグナム一辺倒だったじゃない。別にマンタレイが壊れたって訳でもないのに…。」 「それは…」 豪が何か言おうとしたが、ジュンはそれを無視して続ける。 「私がずっとマンタレイを使ってたのも、それがあったから。あんたに、マンタレイの事忘れて欲しくなかったのよ。」 そう呟くと、ジュンは黙ってしまった。 そんな彼女を見て、豪はしっかりとした声で言った。 「言っとくけど、俺はマンタレイの事を忘れた事なんて、一度も無いぜ。」 「え?」 今度はジュンが驚く番だった。 「お前は知らないかも知れないけど、俺はマグナムにマンタレイのパーツを良く使ってたんだぜ。」 「嘘…。」 「だって、マンタレイはゼロシャーシだろ?マグナムセイバーのスーパー1シャーシとは、共通するパーツが多いんだよ。」 987 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 44 06.36 ID JAeRY7od0 豪は続ける。 「流石に、大神にセイバーを沈められてから先は、もうパーツも残ってなかったけどな。」 豪は悲しみと懐かしさの混じった声で、ジュンに語りかけた。 「そういう訳だ。わかった?」 豪は笑ってジュンを見た。するとどうだろう。泣いている。 「ちょ…ジュン、どうしたんだよ。」 「ううん、嬉しいの。ずっと忘れられたと思ってたから…。」 ジュンの言葉に、豪は違和感を覚える。 「おい、お前、マンタレイに感情移入し過ぎだぞ…。」 そう豪は言った。普通の反応だ。 するとジュンは、そっと顔を上げて、豪を見詰めた。 「ありがとう、豪君…。」 991 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 03 52 41.08 ID JAeRY7od0 「ちょっと、豪。昼寝なんかしてないで、店番するかマシン考えるかしなさいよね!!」 「へ…あれ?ジュン…え?え?」 豪が目を開けると、目の前に怒ったジュンの姿があった。 座っているのはレジ。 目が重い。 どうやら自分は眠ってしまっていたようだ。 「わりい、わりい。最近寝不足でさ。」 「どうせゲームばっかりやってるんでしょ。」 「違えって、マシンのデザインで夜も眠れねえんだって。」 「はいはい。たまには私の事を思って、そうなって欲しいものね。」 ジュンが少しの嫌味を込めて返す。 余裕の表情のジュンに、豪はぼんやり呟いた。 「ば~か、それは毎日だって。」 豪の予想外の一言に、ジュンの顔が真っ赤に染まる。 だが豪は、特に意識して言ったつもりはないらしい。 まったく、この男は…。 ジュンがそう思いながら豪を見やると、さっきまで悩んでいたのが嘘のように、彼はさらさらとデザイン用紙に鉛筆を進めていた。 「あれ?考え付いたの?」 ジュンがそっと覗き込む。 「ああ、最高のマシンに仕上がりそうだぜ!!」 豪は真っ直ぐな瞳で、自信をもって言う。 彼がそれだけ言うのなら、きっと良いマシンに仕上がるのだろう。ジュンは純粋にそう思った。 「それにしても、あんた相変わらず絵、下手ねぇ。」 「うっせー!!」 992 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 04 00 27.15 ID JAeRY7od0 それから数週間が経った時、豪とジュンは土屋博士から研究所に呼び出された。 ついに、豪のデザインした新マシンが完成したというのだ。 「じゃあ、開けるよ。」 Jがボディを成型する機械のスイッチを入れる。 すると、轟音と共に、2つに重なった機械のうち、上の部分がゆっくりと動き出した。 そして、明るい光の下に晒された、ボディが1つ。 「やだ。結構格好良いじゃない。」 「へっへ~、俺様のマシンに、格好悪いものなどないのだ!!」 自信たっぷりに言う豪に、ジュンが現実を指摘する。 「まあ、あの下手糞な絵から、良くこんだけ形にしたもんだわ。J君流石ね。」 「お前なぁ…。」 そうは言いつつも、事実なので豪も否定はしない。 「ふふ。まあ、ちょっと苦労したけどね…。」 苦笑いするJに、豪が散歩を待ちきれない犬のようにせかした。 「J、早く走らせようぜ!!」 「そうだね、豪君。」 そう言うと、Jは豪にボディを手渡す。豪は、デザインを依頼された日に貰っていたMSシャーシに、それを載せた。 スイッチを入れると、軽やかな音を立てる。 マシンが、産声を上げた瞬間だ。 993 名前: インストラクター(アラバマ州)[] 投稿日:2007/04/16(月) 04 05 43.26 ID JAeRY7od0 「おっしゃ、行くぜ!!J、合図してくれ。」 テスト用コースのスターティンググリッドに走って行き、豪が声を上げる。 「OK、豪君。」 「ちょっと待ちなさいよ、豪。」 「何だよ、ジュン…。良い所なのに。」 せっかくの勢いを崩された豪が、文句を垂れる。 だが、ジュンは忘れ物をしていないか子供に尋ねる母親のように、豪に尋ねた。 「あんた、そのマシンの名前、決めてないでしょ。」 ジュンの問いに、豪は即座に答える。 「いや、考えてあるよ。」 「何?」 意外な答えだったが、ジュンはその驚きよりも興味が先行し、耳をダンボした。 豪は、もう一度マシンを光にかざし、じっと見詰めた後、言った。 「マンタレイ…マンタレイMk-IIだっ!!」
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/187.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長144mm ●全幅90mm ●全高36mm ●Item No:19419 ●本体価格600円→本体価格780円(2015年8月改定) ●1997年8月発売(上映劇場にて先行販売) 【本体内容】 もともとは映画前売り券の特典(ボディのみ)。 特典版はキットのものと成型色が違い、メタリックブルー成型だった。 ゲーム予約特典でガンブラスター用のZMCパターン(と言う名のカーボンパターン)入りの特製FMシャーシもあった。 後にキット化される。 スーパーFMシャーシを採用。 ギヤ比は4:1と5:1が付属。 ホイールはS1フルカウルキットと同型の赤。 リヤステーつき(つってもFMシャーシのキットは全部リヤステーついてるけどね)。 【漫画、アニメでの活躍】 劇場版「レッツ&ゴー」の主役メカ。WGPの合間(*1)に行われたエキシビジョンマッチ(のような大会)「グランド・フェスティバル・カップ」に突如乱入してきた謎のマシンとして登場。 コクピットから放たれる怪電波とボディを覆う風の鎧で参加マシンを蹴散らしつつ暴走し、そのまま1位でゴールして走り去ってしまう。 そんな中何故か無傷で済んだビクトリーズの面々は、同じく謎のマシンを追いかける少年と共にこの暴走マシンを追いかけて大冒険を繰り広げる事となる。 その正体は、南米代表チーム「XTOリボルバーズ」のリーダー「リオン」とそのマシン「ガンブラスター」。 リオンの父であるリボルバーズの監督「クスコ博士」は当初第一回WGPへ向けて能力向上型のGPチップ「GPチップ・タイプγ」の開発を進めていたのだが、その工程は難航。 結局大会に間に合わず、そのために南米代表は出場取りやめとなりそのままチームも解散してしまう。 その後、第一回WGPの中頃にようやくGPチップタイプγが完成。しかしチップを搭載した途端にガンブラスターは暴走、あらゆる電子機器を狂わす怪電波を発しながら、持ち主のリオンの手をすり抜けどこへと伴く走り去ってしまうのだった…。 劇中でクスコ博士に対し「言ったはずです、そのマシンは危険すぎると…」という発言がされているが、実際にその性能は冗談では済まされない。 なにせ怪電波は近づくモノのあらゆる電子機器を狂わせ、走行中ボディから発生する空気の鎧は接近するあらゆるモノを跳ね除け(ミサイルすら退ける)、オマケにボディはZMC製で電池消費が0に近いためボディ強度が限界を迎えない限り半永久的に走りづつける…ホビーアニメならではのとんでもないチートマシンだw 劇中でも実際にGPマシンを吹っ飛ばして粉々にし、ヘリを堕とし、ビクトリーズのトランスポーターをクラッシュさせ二次被害として大爆発するという大惨事を起こしているので、冒頭の指摘も嫌味などではなく至極真っ当なもの。 そもそもGPチップ開発の時点で電波障害などを引き起こし危険視されていたらしく、過去回想では再三研究を辞めるように忠告がされていた描写もある。 なお、空力バリアは強烈なダウンフォースによって発生させているため、走行を続けているとガンブラスター自体が耐え切れず自壊してしまうらしく、クスコ博士は「放っておけば自壊して騒動は収まる」というスタンスだった。 しかし当然放っておくわけにはいかず、特殊部隊も動員してガンブラスターを破壊(名目上は保護)する作戦が始動。 リオンは相棒の破壊を何としても防ごうと奔走し、これを聞いたビクトリーズの面々も協力することとなる。 しかしガンブラスターは豪たちの追跡もむなしく暴走を続け、道中でリョウは行方不明に、Jともはぐれてしまうなどのトラブルが頻発。 (文字通り)崖っぷちでの攻防を経て一旦はガンブラスターを確保したSPFは地表に被害が出ない海上で空対空ミサイルを持ち出してガンブラスターを破壊しようと試みるが豪たちの妨害とガンブラスターの毒電波でミサイルが狂い失敗。最終的には海上に浮上してきたクスコ博士の巨大研究所「グランドアクアポリス」にたどり着くことに。 唯一ここまで到達した烈・豪・リオンの3人は、みんなの思いを託されたネオトライダガー ZMCと共にアクアポリス内で大レースを繰り広げる。 結局はこれも失敗に終わるが、最終的にガンブラスターは自分を懸命に助けようとしたヴィクトリーズの面々とマシンたちを仲間と認識し、ボロボロになりながらも最後まで自分の前に走ってきたサイクロンマグナムの直前でブレーキをかけ、停止。 リオンのスコープに飛び出していった理由を投影したのだった。 なおその時の文章は BOKUHANAKAMAWOMITSUKETAYO ZUIBUNNAGAIKOTOTABIWOSHITE KITAKIGASURUKEREDO CHANTO MITSUKETAYO KOREDEANSHIN (僕は仲間を見つけたよ。ずいぶん長いこと旅をしてきた気がするけど、ちゃんと見つけたよ。これで安心) …なぜ南米で開発されていたのに英語でもスペイン語でもなく日本語、しかもローマ字なのかとかいう突っ込みはなしでw これを見たリオンはガンブラスターが暴走した理由を知り、 「ガンブラスターは仲間を探していたんだ、離れていた仲間を探して走り続けていたんだ。」 「見つからなかったけど、代わりに君たちのマシンに出会えた。」 と周囲の人たちに教えた。 ちなみに、ビクトリーズマシンのGPチップとガンブラスターのGPチップタイプγはベースが同じものであるらしく、これが劇中冒頭で彼らのマシンだけ無傷だったこと、そしてガンブラスターが仲間と認識できたことに繋がっているのだそうだ。 だがその直後、突然襲い掛かってきた流れ弾ミサイル(グランドアクアポリスが浮上する一つ前の場面で発射されてガンブラスターの電波で狂って海中に突っ込んでたヤツ)からビクトリーズのマシンたちをかばい、ガンブラスターは再起動して囮となり爆炎の中へと消える。が、その思いに応えたビクトリーズのマシンたちが、ガンブラスターの攻撃で満身創痍でありながら再起動しガンブラスターを救出。炎から出た所で6台全てが停止し、漸くガンブラスターの暴走騒ぎは幕を閉じた。 その後、クスコ博士はGPチップγの搭載を取りやめたようである。 仲間と引き剥がされた腹いせに家を飛びだした挙句、レースに乱入したり特殊部隊を出動させたりとお騒がせ野郎。 でも寂しかっただけなんだよね、ぶっちゃけツンデレ。 マンガの方では、工場街の塔の上で自分をかばって走り停止したサイクロンマグナムとハリケーンソニックを、塔から落ちる直前で2台の名前を認識した瞬間停止。怪電波も消えた。 それをスコープの表示で見ていたリオンいわく、 「たぶん、怪電波はガンブラスターのさけび声だったんだ・・・・・・。」 「ガンブラスターは仲間を探していたのかもしれない!」 なお、漫画版の方ではグランドアクアポリスの屋上コースで呼び戻されたリボルバーズのメンバーとビクトリーズがレースをする場面で締められている。 名前末尾のXTOとは、レッツ&ゴー劇中でガンブラスター開発にかかわった人物からとられ、それぞれ X→ザビー・クスコ博士(内部メカ担当) T→土屋博士(空力ボディ設計担当) O→岡田鉄心博士(ZMC開発者) から来ている。 なんでわざわざこんなアルファベット付けたのか?多分B社のガンブラスターや旧T社のガンブラスターと差別化を図るためだろう。 映画版では、フロントローラーがエアロスポークタイプの19㎜アルミベアリングローラーによく似たものになっていた。 実際につけようとするとフロントカウルが干渉してしまうので無理なのはご愛敬。 ちなみにそのローラーが回転しているシーンはなぜかビスごと回転しているw(ガンブラスターXTOのスイッチを入れた後のシーン) なお、作画の問題でSFM標準のローラーをグレーにしたようなデザインになっているシーンが数カットある。 ちなみに、ボディの黒い部分に走っている暖色系グラデーションの入ったストライプは、作画省略の関係か映画劇中ではほとんどがグラデーションのない赤味の強いオレンジ色一色になっていたが、クライマックスの数カットだけキットと同じグラデーション入りのパターンで塗られているシーンがある(サイクロンマグナムの直前で停止してリオンが「元に戻っていく」というシーン)。 …このシーンよくよく見るとガンプラスターから光の粉が舞い上がっていく演出の中、ストライプがオレンジ一色からグラデーションの入ったモノに徐々に変わっていっているので、オレンジ一色の状態は暴走しているサインだったとも取れる。 また、リーダーのリオン以外のメンバーのマシンは、設定資料によればガンブラスターXTOとよく似たデザインだが細部の形状が異なり、黒い部分にオレンジのラインが無く、右ウイングは無地で左ウイングにのみ「X-2」「X-3」「X-4」「X-5」と書かれている。「X-1」は欠番であり、「XTO」が一号車である。これらの同型マシンは劇中のリオン、ガンブラスターXTOの回想シーンで登場している。 漫画版では更にもう一台、GPチップβ(通常のGPチップ)を搭載したガンブラスターも登場。γを搭載したガンブラスターとはデザインが異なっている(フロントからコックピットサイドにかけてのカウル表面がフラットになっている、黒いカラーリングの面積が大きいなど)。 そう言えば、ガンブラスター捕獲に駆り出された特殊部隊「スクランブル・ペンタゴンフォース」は装備や風体などは軍隊風だったが、隊長さんが 「オレに人殺しをさせる気か!?」 と言っていたので私設軍や傭兵部隊等ではない様子(南米や東南アジア諸国などでは、警察の制服が軍服によく似ている場合や、軍隊が警察を兼ねている・あるいはその逆、軍隊と警察の区別がない国などがある)。 また、彼らはガンブラスターを追跡・破壊するためにミニ八駆と言う一種の無人兵器を投入するが、八駆と言いつつ八輪以外にキャタピラも装備したハイブリット駆動だった。 劇中ではキャタピラミニ八駆という名前では呼ばれず、隊長さんが一度「キャミパに追い込ませる」という略称を使ったのみである(キャタピラミニ八駆の略でキャミパ?)。 マンガの方ではCM-8(キャタピラミニ8駆)という略称が使われていた。・・・でもキャタピラって商標だから、クローラーミニ8駆の方が良いような。まぁ子供たちに分かりやすくしたんだろうw と、こんなとんでもない経緯のある本機ではあるが、アニメ版MAX世界では なんと市販化されている 。 しかも普通に「ガンブラスター」の名称が出てくるので、形だけが似ているわけではなく普通に認知されてるらしい。 まぁ、劇中にはネイティブサンっぽいシルエットのモブマシンがチラホラいるので、WGPで活躍したマシンは一通りレプリカモデルが出回ったのかもしれない。 ひとしが副業レベルで販売している事も考えると、一般流通がいくらなんでも早すぎる気もするが…。 因みに、GEN製作所の拓也とスティーブが「ガンブラスターWWW(スリーダブリュー)」、楠大吾が「GBS(Gun Bluster Silhouette)フォーミュラー」という名で使用している。 【実車について】 映画とタイアップし、レーシングカーのシャーシにガンブラスターのボディをのせた1/1の車が作られた(二人乗り)。 現在でも田宮本社に保管されていて、最近のイベントなどで時々展示されている。ミニ四駆2次ブーム時の象徴とも言える存在。 2016年現在、岡山のおもちゃ王国に展示されている。 余談だけど、同時期にコロコロで連載してたマッハGOGOGOのマッハ号も同じような時期に実車が作られている。 流行ってたのかな? レッツ&ゴー 翼 ネクストレーサーズ伝にも登場。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/19419gunbluster_xto/index.htm http //mini4wd.jp/product/item/19419 【備考】 最新型のFM-Aシャーシを装備してプレミアム化。 肉抜きバリエーションとしてクスコスペシャルがある。 さらに、「Lil’s Hobby Center」50周年を記念した、フィリピンズスペシャルもある。 もともとは前売り券限定の特典ボディだったのに、後にキット化されて一般販売されるというシャイニングスコーピオンの悪夢を再び繰り返す事となった。 当時このボディを無改造で走らせるにはブロッケンGを買うしかなく、ブロッケンギガントを無理して購入する子供たちも大勢いた。 しかしブロッケンが好きではない子たちにとっては、はっきり言ってブロッケンのボディは邪魔でしかなく、前売り券が1300円したこともあり痛い出費であった。 だと言うのにあとあと通常キット化しやがったよ! 一応特典ボディは成型色がメタリックブルー、キットはただのブルーという違いはあれど、ひどすぎやしないか・・・ なお、ボディが付属していたおかげか、前売り券は大きく売り上げを伸ばし、当時の前売り券売り上げ記録を大幅に塗り替える事となった(今では同じようなことしてる他の映画に抜かれている。ポケモソとか)。 また、映画を見に行くと入場者特典としてガンブラスター用のホログラムステッカーがもらえた(デザインはキットと同じ)。 更に余談だが、この映画の存在が、後にポケモンの映画にちょっとした爪痕を残す事となる(気になった人は「ポケモン映画 没プロット」で検索してみよう)。 このマシンに合わせてセガサターン用ゲーム「フルカウルミニ四駆スーパーファクトリー」とのタイアップも行われ、ゲームの初回生産限定特典としてブルーメッキ(色が薄めなのでどっちかと言うとスカイブルー)ボディが付属、また予約特典としてZMCパターン(と言う名のカーボンパターン)の入ったSFMシャーシがプレゼントされた。 ブルーメッキボディは限定GUPとしても販売された・・・ お い ま た か ウイングの 根 元 がダンチで折れやすい。 なにせ、カウルからニョキッとキノコのように生えているだけなもので補強は必須、しかしフルカウルタイプのデザイン故カウルとタイヤのクリアランスが小さく、補強を入れるにしてもうまくやらないとタイヤと干渉する罠。 いっそウイングを完全に固定してしまうか、あるいは使わないならウイングを外すか。 どーでもいいけど、ZOIDSやガンダム(Vガン)にもガンブラスターっているのよね。 なんでこの名前にしたんだろう、こした先生・・・ 更にMAXのアニメにはガンブラスターでシルエットフォーミュラーなネーミングまで登場…やっぱりガンダムなの…?
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/200.html
VIPミニ四駆スレ的マシン解説 【基本データ】 ●全長150mm ●全幅97mm ●全高??mm ●Item No:19432 ●本体価格900円 ●2011年1月22日(土)発売 【本体内容】 あのソニックセイバーが(ry シャーシ本体はブラックのポリカABS製S2、ギヤケースなどのAランナーがメタリックグリーン。 ギヤは超速。 ホイールはマグナムセイバー プレミアムと同型の(通常)イエロー。 マグナムプレミアムと同じく、ステッカーがより原作に近いデザインのホイルシールに変更されている。 【漫画、アニメでの活躍】 レッツ&ゴーの主人公の一人、星馬 烈の二代目愛車(のシャーシ代え。初代愛車はスーパーアスチュート) 上記の通りマーキングがより原作よりになっている。 でもホイールがただのイエローになったのはアニメ版を意識しているとしか思えない。 【VIP内での評価】 新型シャフトドライブシャーシ第2弾とあって、VIPもVIP以外でもとにかくwktk 【公式ページ】 http //www.tamiya.com/japan/products/19432sonic_saber_premium/index.htm 【備考】 ITEMナンバー(19432)から鑑みて、プレミアムといいつつやはり通常ラインナップのようだ。
https://w.atwiki.jp/mini4vipwiki/pages/799.html
【基本データ】 【本体内容】 【漫画、アニメでの活躍】 ポスター漫画「真ダッシュ!四駆郎」に登場。 グレートエンペラーやネオバーニングサン、そしてライバルたちの新たなマシンに対抗するため、皇の手により作り出されたダンシングドールの後継である。 だが活躍の機会はなく、真ダッシュ四駆郎は物語半ばで休載。そのまま作者が旅立ってしまったため、このマシンの活躍が描かれることは終ぞなかった。 デイム(Dame)とは女性に対して使用するナイト(Knight)に相当する称号。これから取られていると思われる。 【VIP内での評価】 【公式ページ】 【備考】